マッサージとリハビリ ミニーちゃん

こんにちは😄
シニア担当の愛玩動物看護師 道下です。
今回はシニアマッサージ、リハビリの様子をお届けします🌼

<今回のおともだち🐶>
ミニーちゃん (シーズー 女の子 13歳)

ミニーちゃんはシニア期のリハビリと、大腿骨頭切除後のリハビリを行っています。
最近歩いていると後ろ足が滑ってくることや、あまり遊ばないことが気になり、ご相談いただきました。

<今回のメニュー>
■ノーズワークでオヤツさがし
ミニーちゃんは目が見えていませんが、ノーズワークなどの遊びでは、一生懸命に鼻を使ってオヤツを探してくれます😆
最初は苦手だったのですが、回数を重ねるごとに上手に!✨
オヤツを使ってたのしいイメージをつけるとともに、シニアさんには脳トレとしてとてもいい刺激になるので、こういった遊びもかならず取り入れています☺️


■全身マッサージ
(たとえば足腰など)弱くなった部分をかばうように動いていると、体の他の部位に力がかかり過ぎてしまいます。マッサージでは、そういった部位の筋肉の張りなどを見つけてほぐします。
また、全身を優しくマッサージすることで、血流や代謝をあげて、トレーニングにう向けて体の準備をします。


■ストレッチ(関節可動域 他動運動)
マッサージで筋肉をほぐしたら、正しい姿勢でトレーニングができるようにストレッチを行います。
関節が柔軟に保たれていないと、強い力がかかると靭帯・骨の損傷が起こったり、曲がったまま(もしくは伸びたまま)骨ごと固まってしまうこともあります。


■後ろ足のふんばり運動(姿勢性伸筋突進運動)
ミニーちゃんの場合、大腿骨頭切除の術後のため、お尻の筋肉と太ももに筋肉をつける運動を行います。
たて抱っこで地面にバウンドし、着地した時のふんばりを利用してトレーニングをしています。


■バランスディスク
特に必要なお尻や後ろ足の筋肉以外にも、立つ姿勢を保つための筋肉を鍛えます。


■オスワリ→立つ運動
最後に、お尻と後ろ足にさらに効くようにオスワリから立つ運動です。
ふんばり運動とは違い、自分の体重を乗せてふんばって立ち上がる運動なので、やや負荷が高くなります。

■終了

最初に比べ、ふんばり運動も上手になり、オスワリまでの早さも早くなりました😄
立ったままのストレッチも体幹がしっかりしてきてお上手👏
少しずつ足の滑りが減ってきました😁

若い時のように、とはなかなか行きませんが、シニアになっても改善できることや、動ける体を長く維持することはできます😊
気になることがあれば、小さなことでもご相談ください😊

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愛玩動物看護師 道下