「うちの子、目が白い?」白内障と間違えやすい核硬化症とは

「うちの子、目が白い?」白内障と間違えやすい核硬化症とは

「うちの子、目が白い?」白内障と間違えやすい核硬化症とは (2)

愛犬の顔を覗き込んだとき、ふと「あれ、目が白くない?」と感じたことはありませんか?
光の加減で見え隠れするその白さ。
一度気になると、もうそこばかり見ちゃいますよね。

「まさか白内障?」

「目が見えなくなっちゃうのかな…」

シニア期に入ったワンちゃんの飼い主さんから一番よく受ける相談が、この「目の白さ」についてなんです。

でも、ちょっと待ってください。
目が白いからといって、すべてが白内障というわけではないんです。

 

実は、「治療がいらない白さ」もあるってご存知でしたか?

「うちの子、目が白い?」白内障と間違えやすい核硬化症とは

眼科担当の光本先生に聞いたお話をもとに、飼い主さんが混同しやすい「白内障」と「核硬化症」の違いについてお話しします。

 

目が白くなる原因は一つじゃない!

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そもそも、ワンちゃんの目が白く見える病気って、実はすごくたくさんあるんです。

目の表面(角膜)が傷ついて白くなっていることもあれば、目の中の水が濁っていることもあります。

そして、レンズ(水晶体)自体が白くなっているケース。

飼い主さんが「目が白い!」と感じる時の多くは、このレンズ部分の変化であることが多いですね。

そのレンズが白くなる原因として、代表的なものが2つあります。

一つは皆さんもよく知る「白内障」。

そしてもう一つが、耳慣れないかもしれませんが「核硬化症(かくこうかしょう)」です。

この2つ、見た目は似ていても、中身は全然違うものなんです。

 

意外と早い?核硬化症の正体

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実を言うと、核硬化症は「老化現象」の一つと言われています。

「老化現象」と聞くと、10歳とか15歳とか、かなりのおじいちゃんおばあちゃん犬の話だと思いますよね?

ところが、ワンちゃんの場合は早いと5〜6歳くらいから始まったりするんです。

この核硬化症、どうして起こるのかというと、レンズの中の細胞の動きが関係しています。

レンズの中では、常に新しい細胞が作られているんですが、年をとってくると古い細胞がどうなるかというと、
消えてなくなるわけじゃなくて、中心にギュギュッと追いやられていくんです。

そうやって中心に集まった古い細胞たちが硬くなると、光が当たった時に「青白く」濁って見えるようになるんです。

これが核硬化症の正体です。

 

白内障との決定的な違い

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一番の違いは、「視力への影響」です。

白内障は、レンズのタンパク質が変性して白く濁り、光や映像を通しにくくなる病気です。

進行すると視力が低下し、壁にぶつかったり、お散歩を怖がったりするようになります。

最終的には手術が必要になることもあります。

一方で、核硬化症はあくまで細胞が密になっているだけなので、光や映像はちゃんと通るんです。

つまり、基本的には視力に影響しません。

ワンちゃん自身は普通に見えているし、痛くも痒くもありません。

だから、治療や手術も基本的には必要ないんです。

 

お家での見分け方は…正直難しいです

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ここで「じゃあ家で見分ける方法は?」と聞かれることが多いんですが、これがなかなか難しいんです。

光の当たり方によっては、核硬化症でもかなり白く見えることがありますし、逆に初期の白内障はパッと見では分かりにくいこともあります。

中には、核硬化症だと思っていたら、その奥に小さな白内障が隠れていた…なんてケースも。

だからこそ、「白くなったな」と感じたら、自己判断せずに一度病院に相談してみましょう。

 

病院ではどうやって見分けるの?

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病院では、「スリットランプ検査」という検査を行います。

これは、目に細い光を当てて、レンズのどの部分がどんなふうに濁っているかを詳しく見る検査です。

場合によっては、目薬で瞳孔を広げて、目の奥までしっかりチェックすることもあります。

この検査をすれば、それが「治療のいらない核硬化症」なのか、「治療が必要な白内障」なのか、すぐに区別がつきます。

痛い検査ではないので、ワンちゃんへの負担も少ないですよ。

 

まとめ

愛犬の目が白くなるのは、飼い主さんにとってドキッとする変化ですよね。

でも、それが必ずしも怖い病気とは限りません。

とはいえ、万が一白内障だった場合は、早期発見が大切です。

「最近、目が白っぽく見えるかも?」
「暗いところで歩きにくそうにしてるかな?」

もしそんなサインに気づいたら、迷わず動物病院にご相談ください。


 

【免責事項】

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の動物の症状や状態を診断・治療するものではありません。
個々のペットの健康状態に関するご相談は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。