ノミとマダニについて

2021.06.08

カテゴリーコラム

みなさんこんにちは。最近暖かくなってきて蚊もよく見られる季節になってきましたね。
フィラリア予防はしっかりされていますか?
今回はそんなフィラリアと同じく予防しないといけないノミやマダニについてお話ししていこうと思います。
みなさんはノミやマダニの事をご存知でしょうか?意外と知られていない方が多いのではないでしょうか。

 

ノミ・マダニってどういう生き物?

 

ノミとは
ノミは黒ゴマほどの大きさで、すばしっこく逃げ回って犬や猫など哺乳類に寄生して卵を産むために栄養が必要なので血を吸います。
ノミは13℃以上で活発化するので暖かい家の中はノミにとって一年中活動できる場所になります。
また、目に見えているノミは全体のたった5%程で、残りの95%は卵や幼虫、さなぎの状態でカーペットの下、ソファー、クッションなどに潜んでいます。

 

マダニとは
マダニもノミと同じく動物に寄生して血を吸います。
さらに恐ろしいのが、このマダニは寄生してから2週間も血を吸い続けて自分の体の約100倍の大きさにもなってしまうところです。
マダニは草むらや川辺、公園に潜んでいます。マダニは顔周り、お腹、足先などにつきやすいのでお散歩から帰った後は家に入る前にマダニがついていないかチェックしてあげましょう。
マダニを見つけて無理やり取ろうとした場合、顎だけが残って皮膚炎になる恐れがあるので無理に取ろうとせずに近くの動物病院に行きましょう。

 

なぜ予防しないといけないの?

 

ノミやマダニは病原体を媒介し、様々な病気を引き起こし、その中には犬猫だけでなく人にもうつってしまう病気もあります。

・ノミによる病害…貧血、ノミアレルギー性皮膚炎、猫ひっかき病、瓜実条虫など
・マダニによる病害…貧血、犬バベシア症、SFTSなど

特にマダニの病気で一番恐ろしいのが犬バベシア症です。
これはバベシアという原虫がマダニを介して犬の赤血球に寄生して破壊していくことにより、最悪の場合死に至る可能性がある病気です。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は人がかかる病気でマダニに感染したネコちゃんに噛まれて実際に亡くなっている方もいます。
“家から一歩も出さないから大丈夫“という考え方は大間違いです!
マダニは御家族が家に出入りする時に服やズボンの裾などにつけて帰ってくる場合も十分ありますし、ノミは家の中で一年中活動しているのでいつどんな形で寄生されるか分かりません。

 

まとめ

 

予防方法は月に一回飲み薬を与えるだけで、飲み薬が苦手な子は背中に垂らすタイプのお薬もあります。
ノミもマダニも一年中活動しているので、一年を通した通年予防が大切です。以上のようにノミやマダニに寄生されてワンちゃんやネコちゃんが苦しい思いをしないようにしっかりと予防してあげる事がいつまでも元気に過ごせることに繋がります。

動物看護師 山下