せんなん通信

ペットフードの選び方と与え方

2010.06.11

このコラムを読んでいただいているペットオーナーさん達は、
いつもどんな基準でペットフードを選ばれていますか?

ペットフードは

①    栄養のバランス(年齢、病気に適しているか?)
②    嗜好性(よく食べてくれるか?)
③    安全性(原材料は?)
④    価格(安すぎないか?)

の順番でフードを選んであげて下さい。
ただ、最近までわが国では④の安全性については明確な規制がありませんでした。

平成19年の春、有害物質(メラミン)が混入した原料を用いて製造されたペットフードにより、
米国で犬、猫の大規模な健康被害が起きました。
ペットフード安全法とは、このことをきっかけに、
平成21年6月環境省と農林水産省共管のもと、
「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(通称:ペットフード安全法)」として施行され、
その後も安全性に関する基準、規格等の検討が続けられています。
これにより、日本国内で販売されているペットフードについては、
かび毒、農薬、添加物について厳しく規制されているので、安心して買えるようになりました。
もちろん、インターネットなど、直接個人輸入されたものについては規制がありませんのでご注意ください。

こうして、ペットオーナーさんに選び抜かれたフードでも保存方法が悪ければ、
ペットの口に入るまでに品質は低下してしまいます。
ドライフードは一ヶ月以内に食べきれるものを選びましょう。
開封して一ヶ月以上経過したドライフードは酸化が進み、肝臓に悪影響を起こす可能性があります。
また、冷蔵庫で保管し、出し入れされているドライフードは、フード表面に結露を生じ、カビの原因にもなります。

最後は、フードの与える量のお話です。
動物病院につれて来られる約20%は肥満です。
ペットにはパッケージに表示されている給与量をそのペットの年齢、運動量に応じて与えてください。
おやつを与える場合は、主食の量も減らして一日に20%以内にしてください。
また、犬、猫には玉ねぎやネギ、チョコレートなどを与えないように気を付けてください。

ペット達は自分で食べるものを選べません。
安全で適切なフードを与えることが、オーナーさんの義務なのです。
一日でも、あなたのペットが健康で長生きできるよう心から願います。

院長 横井 愼一

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