せんなん通信

ワンちゃん、ネコちゃんの全身麻酔

2009.06.10

ワンちゃん、ネコちゃんの全身麻酔は怖い、危ないと思っていませんか?

今回は、去勢手術や避妊手術での全身麻酔についてのお話です。

Q.お預かりの後に何をしているの?
 
当院では、まずお預かりする前に身体検査を行います。
 
明らかな異常がみられなければ、お預かりさせていただき、
 
体の中の異常を見つけるために、麻酔前の検査を行います。

Q.どんな検査をしているの?
 年齢により「血液検査」、「レントゲン検査」などを行います。
 そこで心臓、肝臓、腎臓などの異常が疑われる場合は、
 「尿検査」、「腹部エコー検査」や「心エコー検査」などを実施させていただく場合もあります。

 これらの結果から、全身麻酔のリスクが上がる可能性があると判断されれば、基本的に手術は行っていません。

Q.全身麻酔ってどうやっているの?
 
麻酔のリスクが低いと判断されれば、前足に留置針を設置します。
  
(この時被毛の長い子や多い子は毛を刈らせていただく場合があります)
 
ここから点滴やお薬を入れます。

 
不安やストレスを和らげてスムーズに麻酔がかかるように鎮静剤を投与し、注射麻酔薬を投与します。
 
麻酔にかかったら、気管にチューブを挿入します。
 
この気管チューブから吸入麻酔薬と酸素を安全に流すことが出来ます。

  手術中は点滴を流し、心電図、血圧、体温、血中酸素飽和度、呼気中の二酸化炭素濃度などを
 
人の目と機械で管理しています。
 
また麻酔中、手術後の痛みを抑えるために鎮痛剤も使用します。

全身麻酔はただかけるだけでは危険な場合もありますが、当院ではより安全に手術が実施されるように、
手術前により多くの情報を集め、その子にあった麻酔を使い、飼い主様に安心して預けていただけるようにスタッフ全員で取り組んでいます。

獣医師 中村俊文

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