せんなん通信

カーミングシグナル=ワンちゃんの言葉

2010.02.10

カーミングシグナルという言葉を耳にしたことはありますか?
カーミングシグナルとは、ワンちゃんの言葉です。
ワンちゃんは言葉を話すことができないので、他のワンちゃんや人に
体を使って自分の意思表示をしようとします。

こういったシグナルを飼い主さんが認識しているだけでも
ワンちゃんとの信頼度は変わってきます!
人間でも言葉が通じない、無視をされると、ストレスがかかってしまいますよね!
ワンちゃんも同じです。飼い主さんがシグナルをわからずにいると、
「シグナルを出しても、わかってくれない!」と思い、諦め、シグナルを出さなくなってしまいます。
シグナルを出さなくなると、ワンちゃん自身もどんどん忘れてしまいます。
忘れてしまうと、自分の気持ちを伝える方法がわからず、吠えたり、物を壊したりといった行動に表れてきたり
ワンちゃん同士うまく付き合えなくなってしまうこともあります。

カーミングシグナルは、もともと不必要な争いを避けるために使われることが多いようですが、
それだけでなく、遊びたい時、不安に思っている時、自分を落ち着かせる為などにも使われます。
これから一部のカーミングシグナルを紹介していきたいと思います。

尾を振りながら
下半身を立て、上半身を低くする

遊びに誘っている時に見られます。

ベルくん-遊ぼう!
ベルくん-あくび あくび

眠たい時にも、あくびをしますが、
自分の緊張をほぐす
ときにも見られます。

背中をかく

背中がかゆい時にもかきますが、
自分の緊張をほぐすときにも見られます。


伸びをする

寝起き等にもよく見られますが、
自分の緊張・相手の緊張を
ほぐしたい時にも見られます。

背をむける

決して無視をしているわけではありません。
相手を落ち着かせようとしている時、
相手に敵意がないことを
示す時に見られます。

ベルくん-背中
ベルくん-顔をそむける 顔をそむける

敵意がないという事を
伝えようとしている。
相手が怖い時に見られます。

地面の匂いを異常に嗅ぐ

地面の匂いを嗅いでいる事もありますが、
緊張している時に気を紛らわせる
ためにも見られます 。

ベルくん-においを嗅ぐ
ベルくん-顔をそむける 目を細める(まばたきをする)

目が乾いている時にも多く見られますが、
緊張している時、相手を落ち着かせようと
している時にも見られます。

弧を描き、相手に近づく

緊張や怖いと感じた時に使われますが、 相手に
「敵意がないです」と、伝えたい時にも見られます。
ワンちゃん同士を会わせる時に使うと、
お互い緊張なく会わすことが多くなります。

このようなシグナルを知っておけば、初めて行った場所・初めてのワンちゃんと会った時に
自分のワンちゃんが今、どう感じているのかが、わかってきます。
それだけでなく、初めて会ったワンちゃんの気持ちを知ることもできます。

また、怖い時には、絶対にシグナルを出す!という、わけではありません。
個体や犬種によって、シグナルも少し変わってきます。
同じ犬種では、同じカーミングシグナルを使う事が多いようです。

飼っているワンちゃんがよくシグナルを出すから、と言って
どのワンちゃんもシグナルをわかってくれるとは、思わないでください。

わかりにくい犬種では顔周りの毛が長い犬種、断尾・断耳をしている犬種、
他にも、鼻が長い犬種は、鼻が短い短頭種のシグナルを読み取る事が苦手とされています。
その逆も同じで、鼻が短い短頭種は、鼻が長い犬種のシグナルを読み取ることが苦手とされています。

最初からシグナルを読み取ることは難しいですが、
日ごろから十分に観察し、少しずつ理解するよう頑張り、信頼される関係を築きましょう!!!

看護士 木下 菜穂子

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