せんなん通信

皮膚にできたイボはどうすればいいの?

2013.10.10

「背中に急にできものができたんですけど、悪いものじゃないですよね?」
「乳腺のところに小さいしこりができているんですけど、まだ大丈夫ですよね?」
「うちの子少し前からイボができてるの。でも年とったらみんなできるんでしょ?」
診察中にこのような質問を受けることがあります。

 

 

イボ・できものとは一般的に皮膚の一部が少し膨れ上がった状態のもの、
しこりは皮膚の下にできた塊状のものを指しますが、それらができる原因は様々です。
放っておいて大丈夫なものもあれば、早急に手術しなければならないものまであります。

では、それをどのように見分けるのでしょうか?

ほとんどの場合、獣医師でも外観だけでは見分けるのが困難です。
正確な診断を下すには、手術をして取ってみないと分かりません。
しかし、針吸引細胞診という検査(全身麻酔をかけずにイボに細い針を刺す検査)を行うことによって、おおまかな診断を行うことが可能です。
その検査結果や犬種(猫種)・年齢・発生部位などをもとに、すぐに手術を勧めるべきかどうかを判断しているのです。

<すぐに手術を勧める場合>
・悪性腫瘍(肥満細胞腫・乳腺癌など)が疑われる場合
・できものが急速に増大していたり、破裂している場合 など

<手術をして取ることを勧めるが、状況によっては経過観察を行うことがある場合>
・良性腫瘍(脂肪腫・組織球腫など)の可能性が高い場合
・人でいうニキビのような皮脂腺の異常が疑われる場合 など

皆さんのワンちゃん・ネコちゃんにはイボやしこりできてないですか??

万が一悪性のものであれば、早期発見・早期治療が大事です。
早期発見には日頃からの触れ合いや体のお手入れが一番です。
抱っこをしたとき、体を撫でているときに何か違和感をもったら、すぐに獣医師までご相談ください。

 

獣医師 津村 文彰

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