せんなん通信

それってストレス?猫のストレスと問題行動

2013.02.06

お家で一緒に暮らしている猫ちゃんは、普段どんな行動がみられますか?

*尿をあちこちにかける(マーキングする)
*爪を垂直にとぐ
*すぐに隠れる
*猫同士が仲良くない

こんな行動はみられませんか?
1つでも当てはまるようなら要注意!
その猫ちゃんはストレスを感じている可能性があります。

本来猫という動物は自由に走り回り、
自分の縄張りを作り、一人の時間を好みます。
しかし、お家で飼われている猫ちゃんは自由な行動を取ることが難しく、
日常の様々な場面でストレスを感じやすくなっています。
猫ちゃんにとって快適な生活を送るためにはどんなことが必要なのでしょうか?
まず、猫ちゃんの環境を考えてみましょう。

①トイレの環境
常に清潔であることはもちろん、人の出入りの激しい場所や猫が入りにくい場所は避けましょう。
トイレ容器は猫の体全体がすっぽり入る、十分な大さのものを用意してあげてください。
トイレの砂は自然に近い細かい砂を好む猫が多いようです。
また、トイレの個数は頭数分+1個用意しましょう。

②尿マーキング
尿マーキングは猫が自分のおしっこをスプレーのように吹きかけ、縄張りを主張する行動です。
自分の縄張りの維持やストレスを感じる時に見られます。
ストレスの原因を取り除いたり、去勢手術や避妊手術をすることでマーキングの頻度を少なくすることができます。

③爪とぎ
足先のフェロモンをこすりつけ、マーキング行動としてみられます。
野生下では木の幹に対して、垂直に爪をといで縄張りを主張します。
しかし、お家の猫ちゃんが垂直に爪をとぐ場合、
何らかのストレスがかかって自分を落ち着かせるフェロモンをこすりつけていることがあります。
まずは、ストレスの原因を取り除き、環境を整えましょう。
また、爪とぎは木製のものやコルク性のものなど様々な種類があるので、
お家の猫ちゃんが一番研ぎ心地のよさそうなものを選び、
身体をいっぱいに伸ばして爪をとぐのに十分な長さや幅のあるものを選んであげてください。

④隠れたり上下運動ができる場所                 
猫にとって隠れることができるところは、気持ちが落ち着き安心できる場所になります。
隠れる場所はいつも食事を与えているお部屋や、寝床の近くに作ってあげると良いでしょう。
また、猫は犬と違って上下運動を好む動物です。
生活環境の中に高い場所があると、そこへ隠れて相手や周りの様子を覗えるようになり、今までに無い変化のある環境になります。
上下運動により運動不足の解消やストレス軽減にもなり、より快適に過ごすことができます。

⑤猫同士の関係
猫はそれぞれ、他の猫に対して距離感を持っています。
猫同士の仲が悪いのは、距離感が掴めず想定している以上にお互いが近づいてしまい、不安やストレスを強く感じるためです。
同じ部屋の中にでもまずは端と端で食事を与えるなど、
ある程度距離を取ることができるようにして、そこから少しずつ距離を縮めていきましょう。

人と暮らしている環境下で、お家の猫ちゃんが何らかのストレスを感じてしまうことは避けられないことかもしれません。
健康管理はもちろん、環境にも気を配って猫ちゃんとの生活をより快適に過ごせるようにもう一度見直してみて下さい。

また最近、猫用フェロモン製剤の「フェリウェイ」が発売されました。
これは猫のフェロモン成分が含まれており、これをスプレーとして吹きかけたり、
拡散器を使って猫ちゃんのいるお部屋に置くことで、その場所やものに対して感じる不安を和らげる効果があります。

尿のマーキング等、猫ちゃんが普段の生活でストレスを感じているのでは?
と思い当たることがありましたら一度試してみてはいかがでしょうか。

詳しくは当院のスタッフまでご相談ください。

看護士 小柴有加里

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