せんなん通信

犬に中毒を起こす食べ物

2012.04.15

「犬にチョコレートや玉ねぎを与えてはいけない」という話は有名です。
しかし、実際にどんな症状が起こるのか、
どのくらい食べると危険なのか、ご存知ですか?

今回は犬に与えてはいけない代表的な食べ物について紹介します。

         

1. チョコレート

チョコレートを大量に食べると、数時間以内に興奮、嘔吐や下痢、
けいれんなどを起こします。まれに突然死する場合もあります。
基本的にチョコレートに含まれるカカオ成分が多いほど、
中毒を引き起こしやすいため、
製菓用チョコレートやビターチョコレートには特に注意が必要です。
このように、種類によって中毒を起こす量は異なりますが、
「小型犬が通常の板チョコ1枚(50g)を
丸ごと食べると問題が出る可能性が高い」
と覚えておきましょう。

2. ネギ類

ネギ類は大量に食べると貧血を起こします。
ネギ類に含まれる中毒物質は熱にも強いため、
すき焼きの残り汁でも中毒を起こします。
体重1kgあたり5~10g以上食べると問題となるようです。
ネギ類には玉ねぎ、にんにく、らっきょうも含まれます。

3. キシリトール

キシリトールは砂糖不使用のガム、
歯磨き粉、焼き菓子などに含まれる甘味料です。
犬が体重1kgあたり0.1g以上食べると低血糖症を起こし、
0.5g以上食べると肝毒性が現れる危険があります。
症状は、一般的には嘔吐がみられ、
低血糖を起こした場合は動かなくなったり、発作が起こったりします。

今回紹介した3種類以外にも、中毒を起こすものはたくさんあります。
しかし、このような中毒は飼い主さんの注意で防ぐことができます。
犬の届くところに人の食べ物を置かないように徹底してください。
また、もし犬がフード以外の何かを食べてしまった場合は、
すぐに病院に連絡してください。
お薬で吐かせたり、点滴が必要となる場合があります。
そして、いつ、何を、どれだけ食べてしまったかが非常に重要ですので、
来院する際は必ず食べた物を持参するようにしてください。

 

獣医師 小西千紘

 

    

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