せんなん通信

赤い目にご用心!

2011.09.12

ワンちゃんネコちゃんの目を見たときに、
いつもより赤いなと思ったことはありませんか。
特に白目の部分が赤くなることを、結膜の充血と言いますが、
この症状は日常生活の中で最も起こりやすい眼の症状の一つです。

結膜が充血する病気には主に、
結膜炎、角膜炎、ぶどう膜炎、緑内障などがあります。

その原因も、次のように様々です。

  1. 興奮、体温の上昇
  2. 感染(細菌、ウィルスなど)
  3. アレルギー
  4. ドライアイ
  5. 物理的刺激(シャンプー、外傷など)
  6. 腫瘍
  7. 遺伝

診断には
眼科検査(眼科一般検査、スリットランプ検査、眼圧検査、眼底検査、など)が
必要となり、治療には点眼、内服薬を含む内科的治療が主で、
場合によっては外科的治療も必要となります

またこれらの病気の中でも特に、緑内障は急性の症状を表し、
適切な治療が行われなければ、数日で視力を失う可能性のある怖い病気です。

動物は人間ほど視力に対する依存性が強くないため、
盲目になっても飼い主が気づかないことがあります。

片目のみ盲目になった場合には、飼い主が生涯気づかないという場合もあります。
特に慣れた場所であれば嗅覚や聴覚、記憶によって日常生活を変化なくおくることができます。

例えば家具の配置を変えるとぶつかるようになったということはないですか?
散歩に行くと動きたがらない、溝にはまるということはないですか?
このような症状は目が見えていないという動物たちからのサインかもしれません。

大事な動物たちが視力を失うことにならないよう、
日頃から動物の目をよく見るようにしてください。

特に
  ●目が赤くなっていないか
  ●目が白濁(不透明化)していないか
  ●目やにが増えていないか
  ●目を痛そうにしていないか
  ●視力低下の様子(物にぶつかったりしないか)はないか

など注意して観察してください。

気になる症状がある場合は、お近くの動物病院までご相談ください。

獣医師 伊原

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