せんなん通信

愛犬の歯磨き、できていますか?

2010.10.06

ワンちゃんが健康で長生きするためには、人と同様歯磨きが重要になってきます。
一度愛犬の口の中を奥まで見てみてください。
黄色い歯石が付いていたり、
歯茎が赤くなっていたり、
お口が臭ったりしませんか?

それは歯周病のサインです。
実際に3歳以上のワンちゃんの80%以上は歯周病と言われています。

歯垢には非常に多くの細菌が潜んでいます。
時間が経つと、それが歯石に変わり歯磨きでは取れなくなります。
そしてその歯石の上にさらに歯垢が付いて…
   どんどんと口の中で細菌が増えていきます。

歯周病とはその細菌が歯と歯茎の間に入り込むことから始まります。
最初の段階では歯茎(歯肉)が赤く腫れるだけの歯肉炎ですが、
さらに炎症が進行すると歯肉以外の歯周組織(歯を支える部分)まで侵され、
歯周炎になってしまいます。
こうなると、口臭が増し、歯石の量も多く見られるようになります。
場合によっては歯がぐらぐらしたり、痛みを感じることも。

それでも放っておくと…
 膿みが貯まってしまったり、
 周囲の組織を破壊して皮膚にまで穴が開いたり、
 口周りの骨が折れやすくなってしまいます。

そうならないためにも日々の歯磨きが重要なのですが、
毎日歯磨きをして愛犬の口の中をチェックしてやると、
他の病気にも気づくこともできます。
例えばワンちゃんでは歯周病以外の病気として余分な歯が存在したり、
乳歯が抜けないものがあります。
これらは噛み合わせが悪くなってしまい、
歯周病のリスクが非常に高くなります。
そのためには抜歯してやる必要があるのですが、皆さんの愛犬はどうでしょうか?

あとテニスボールや骨などを噛んでいるワンちゃんでは、
歯が折れたり、すり減ったりすることがあります。
歯の中には神経や血管があるので、痛みや出血が生じてしまいます。
硬すぎるものは与えないようにしましょう。
また口の中には腫瘍(ガン)もしばしば発生します。
こういった歯周病以外の病気に早めに気づいてあげることで、早期治療が可能になります。

愛犬の健康と長生きのためにも、ぜひ歯磨きを実践してみてください。
もし分からないことや、一度お口の中をチェックして欲しい、
歯石を取って欲しい等ありましたら、いつでも当院へご連絡ください。

獣医師 平野隆爾

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