せんなん通信

あなたの猫ちゃんお外に行ってませんか?

2017.08.01

8月に入って本格的に夏の暑さがやってきましたね。

この時期、当院では春~夏にかけて、「保護した」、「拾った」といって連れ込まれる子猫の数が急増します。

それは、暖かくなると野良猫たちが、次々と出産するからです。

実際、野良猫は皆さんまだまだ見かけることが多いのではないでしょうか?

 

野良猫が減らない理由の一つに「猫の外飼い」が挙げられます!外に出て行ってしまった皆さんの愛猫が野良猫と交配することによってどんどんどんどん野良猫が増えていってしまいます…。

では「うちの子は避妊去勢しているから外に行っても大丈夫!」とはならないです…

外の世界には「子猫の問題」以外にも色々な危険が待ち構えています。

そこで今回は猫の外飼いについてお話していきます。

まず一般的に猫の寿命は「室内飼いだと約15年前後」「外飼いだと約7年前後」と言われており、その差が2倍近くもあります。

 

では、なぜ外飼いだと寿命が短くなるのでしょう?

原因はいくつかあります。

 

・病気にかかる

外飼いをする事で病気に掛かる確率が非常に高くなります。

人間と同じく、外に出ることで空気中に含まれるウイルスに感染し、風邪のような症状を発生することも珍しくはありません。

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また、他の猫と喧嘩をして噛まれたり、雌(メス)猫の場合は野良猫と交配をした時など、猫後天性免疫不全症候群(猫エイズ、FIVとも呼ばれる)にかかる可能性があります。病気の種類はまだまだあります!

・交通事故

外を出歩くことで少なからず交通事故に遭う可能性が生じることになります。

もちろん猫は信号を守ったりしないので、車道を横切る際に飛び出して車に引かれてしまう、という事故が残念ながら後を断ちません。

・他猫との喧嘩による怪我

相性の合わない猫とは喧嘩になる事もあります。

そうすると、噛み傷や引っ掻き傷を負い、出血はもちろん傷が化膿するなど、すぐに手当をしてあげないと命にかかわることもあります。

 

寿命が短くなる以外にも

・近所迷惑の可能性

外に出ていくと人の家の庭などに入って排泄をしてしまう可能性もありますし、植木を荒らしたり観葉植物を食べてしまったりすることもあります。猫自身に悪気はなくても、それを快く思わない方もいるのが現実です。

 

その他にもノミ、マダニ、お腹の中の寄生虫などが猫ちゃんを苦しめてしまうこともあります!!

正直、病院に来る野良猫や、外飼いで傷ついて帰ってきた猫ちゃんたちは痛々しい姿の子がほとんどでとてもかわいそうです。

 

人それぞれ考える「猫の幸せ」は違うと思います。

「外で自由にさせてあげたい!」、「他の猫たちと遊ばせてあげたい」など色々な意見があるとは思いますが、私は外に出て病気、怪我で苦しんでしまうよりも、お家でたくさん愛情を注いで可愛がってあげて、元気でいてくれることも、猫にとっては大きな幸せになるのではないかな、と思います☆

看護師 宮原

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