せんなん通信

“ワクチン”はお済みですか?

2017.06.01

6月になり、暖かくなってきて外に出る機会も増えてきたのではないでしょうか?

そこで気になるのが“ワクチン”です。

最近では、ペットホテルやトリミング、ドッグランなどでも、「ワクチンをしていなければ入れません」という所が多くなってきていますが、、、

なぜだと思いますか?

 

答えは、ワクチンを打つ目的を考えてみれば簡単です!

 

ワクチンの目的は、自分を守る為他の犬に病気をうつさない為の2つ!!

自分の為だけではないのですね(^^)いわばマナーのひとつなんです。

 

わんちゃんに必要なワクチンは、「狂犬病ワクチン」と「混合ワクチン」の2種類です。

各々どんなワクチンで、なぜ必要なのか、今一度おさらいしておきましょう!

 

<狂犬病ワクチン>

狂犬病とは、狂犬病ウイルスが原因となる人にも感染する病気で、感染動物に噛まれたりすることで感染します。

発症後の治療法は無く、神経過敏、痙攣、麻痺などから昏睡状態となり、ほとんどが死亡します。

 

日本は現在、狂犬病が存在しない、世界的にも大変珍しい国です。

一方でそれは日本以外の多くの国では、まだまだ一般的な病気だということを意味します。

輸送手段の発達した現代では、地球の裏側まで3日足らずで移動できてしまいます。

実際、海外で感染して日本に帰国後に発症した例も過去にありました。

一旦日本国内に狂犬病ウイルスが持ち込まれれば、日本は小さな島国ですので、あっという間に蔓延することが予想されます。

そうならないために、狂犬病が身近でない今のうちから予防し、備えておく必要があるのです。

日本では、全ての犬に狂犬病ワクチンを接種することが法律で義務付けられています

 

 

<混合ワクチン>

重篤になりやすいあるいは感染しやすい、複数の病気に対するワクチンです。

一般的に1~11種の混合ワクチンがあり、地域によって病気の流行は異なるので、何種を打つか選ぶことができますが、当院では7種混合ワクチンを推奨しています。(病院によって置いているワクチンは異なります)

以下、7種混合ワクチンに含まれる病気の簡単な説明です。

病気 主な症状 主に含まれる所 その他
①ジステンパー 神経症状 尿 致死率高い
②犬パルボウイルス感染症 下痢、嘔吐 便 致死率高い
③犬パラインフルエンザウイルス感染症 風邪症状 唾液など 他の病気との感染で重篤
④犬伝染性喉頭気管炎 風邪症状 唾液など 他の病気との感染で重篤
⑤犬伝染性肝炎 下痢、嘔吐、肝炎 尿、便  
⑥⑦犬レプトスピラ病 腎炎、肝炎 ネズミの尿 人にうつる

仔犬や老犬は免疫力が弱いのでワクチンで補ってあげることも有効です。

また、病気になった時も免疫力が下がりますが、その際はワクチンどころではないので、前もって予防しておくことが大切です。

 

最後に大事なのでもう一度!

ワクチンの目的は、自分を守る為他の犬に病気をうつさない為の2つ!

しっかり予防して、めいっぱいお出かけを楽しみましょう!!!

 

獣医師 小川

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