せんなん通信

予防薬について

2016.05.15

今年もだんだん暖かくなり、お散歩が楽しくなってくる季節ですね。わんちゃんにとってこの時期といえば・・?そうです。予防の季節がやってきました!

みなさま、愛犬のフィラリア検査はお済みですか?お薬はきちんと飲めているでしょうか??田舎ではすでに蚊が出てきていますよ・・・!

 

しかし、毎年のこととはいえ、予防するものがたくさんあってついついお薬をあげ忘れてしまったりすること・・・ありませんか???

そもそもなんで毎月お薬飲ませなきゃいけないの・・・??飲まないといけない、ということは知ってるんだけど、そういえばなんでだろう?と思われる方も多いのでは・・・?

そこで今回はフィラリアの予防薬のしくみについてお話し、毎月きちんとお薬を飲むことの重要性をお伝えしたいと思います。ご存知の方は復習です!

 

 

★フィラリアとは

予防薬のお話の前に、簡単にフィラリアの復習です。

フィラリアは、蚊が運んでくる寄生虫のことでわんちゃんの肺や心臓に多数住みつきます。それによって呼吸困難や咳などの症状が出てきて最悪の場合死亡することもある病気です。やっかいなのは、一度住みついてしまうと治療がとても困難なこと、また治療過程でも症状が進行してしまうことです。ですので、かからないように予防することが一番の対策!というわけですね。

 

★予防薬について

さて、ご存知の通り、フィラリアには予防期間が設けられており、当院では4月~12月までとなっています(地域や病院によって異なります)。細かく言うと、蚊がではじめて1ヶ月後~蚊がいなくなって1ヶ月後までです。ややこしいですよね、なぜ1ヶ月遅れなのでしょうか?

ここからが今回の本題です。フィラリアのお薬は、予防薬とは言っているものの、フィラリアが体内に入って来ないようにバリアするものではありません。体内に入ってきたフィラリアを飲んだ時だけやっつけている駆除薬になっているのです。

そしてこのお薬自体、体内に入ってきてすぐのフィラリアに対する効果は無く、1ヶ月ほど成長したフィラリアをピンポイントでやっつけています。3月に入ってきたフィラリアは4月のお薬で、4月に入ってきたフィラリアは5月のお薬でやっつけています。なので1ヶ月遅れの予防期間となっているのです。

 

つまり、毎月決まった日に飲ませ続けることで、フィラリアが住みつくことを予防しているのです。

 

★お薬飲み忘れてしまったら?

もしも1ヶ月でもお薬を飲み忘れてしまうとどうなるでしょうか?1ヶ月後の、お薬でフィラリアをやっつけられる時期を逃してしまうことになるので、もしも運悪くその時にフィラリアにかかっていたら・・・そのまま成長を続け肺や心臓に住みついてしまうかもしれません。

また、12月には蚊がほとんどいなくなっているので、お薬が抜けやすい時期となっています。当院でも11月まではしっかりお薬を飲めていたのに、12月のお薬を飲み忘れたためにフィラリアにかかってしまった子も実際にいました。たった1回忘れただけなのに・・!?ということになりかねません。

 

★まとめ

みなさま、お薬を毎月きちんと飲むことの重要性、おわかりいただけましたか?

フィラリアは防ぐことのできる病気です。蚊はどこにでもいるので室内、室外に関わらず毎月しっかりお薬を飲んで予防してあげましょう!!!

お薬も、最近では色んなタイプが出てきています。1つのお薬でフィラリア・ノミ・ダニ・内部寄生虫すべてを駆虫できるものもあります!最近CMでよく見られるおいしいお肉タイプもあります。みなさまの愛犬にあったものを見つけて、無理なく楽しく予防していきましょう。

 

看護師 道下 なつ

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