せんなん通信

熱中症にご用心

2014.08.08

8月に入り、熱さもピークを迎えています。暑い夏に特徴的な病気として、熱中症がその一つに挙げられます。
この熱中症、人間だけではなくペットにとっても非常に危険な病気です。

ワンちゃん、ネコちゃんには、汗の出る汗腺が肉球にしかなく、人のように汗をかくことで体温調節ができません。
暑くなると、舌を出してハァハァと速く浅い呼吸(パンティング)を行い、唾液を蒸発させて体温調節を行います。
体温調節のほとんどを呼吸に頼っているため、ワンちゃん、ネコちゃんは人よりも高温多湿の環境に弱く、熱中症になりやすいといえます。

ワンちゃんでは特に、
・パグやブルドックなどの鼻の短い短頭種
・シベリアン・ハスキーなどの北方原産の犬種
・大型犬
・肥満傾向のワンちゃん
・心臓病や気管に病気を持っているワンちゃん などに注意が必要です。

ネコちゃんでは、
・メインクーンなどの北方原産の猫種
・脂肪を蓄えやすいアメリカンショートヘアー
・肥満猫 に注意が必要です。

熱中症になると、パンティングをしたり、目が充血し、高体温になります。
重症になると、ふらつきや、嘔吐、痙攣を起こし、最悪の場合亡くなってしまいます。

「熱中症かも!」と思われた時は、まずは動物病院に連絡を取って下さい。
そして、濡れタオルでペットの体を包んで、風を当て、体を冷やしながら、急いで動物病院に行ってください。

ペットの熱中症において最も大事なことは、「熱中症を予防する」ことです。
熱中症になりやすい環境としては、室内での留守番、直射日光のあたる屋外、日中の散歩などが挙げられますが、
最も多いのが、日中の車内での留守番です。
そのため、必要に応じて、エアコンを使用する、日陰を作ってあげる、涼しい時間帯に散歩に行く、
車内での留守番はさせないなどの工夫を行い熱中症にならない環境づくりを行ってください。

動物看護師 木村友亮

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