せんなん通信

絶対になくさない迷子札

2014.07.08

皆さんは、迷子札付けられていますか?
散歩中に逃げてしまった時や、お家に窓から逃げてしまった時に、身元を明らかにする唯一の方法が迷子札にはなります。
しかし、「普段は首輪をしないから迷子札をつけられない。」「迷子札をつけていても、いつの間にか失くしてしまう。」など、様々な理由でつけていな方も多いと思います。
そんな方にお勧めなのが、マイクロチップです。
ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界中で広く使われて、最近では日本でも普及してきていますが、一体どのような物なのか知らない方も多いと思います。
今回は、そんな、マイクロチップのお話です。

 

マイクロチップとは?
マイクロチップ
マイクロチップは、直径2㎜、長さ約8~12㎜の円筒形の電子標識器具で、外側は生体適合ガラスで覆われています。
このチップを体内に埋め込みます。チップには、世界で唯一の15ケタの番号が登録されています。
この番号を専用の機械(マイクロチップリーダー)で、読み取ることが出来ます。
読み取った番号を、照会する事で、「飼い主情報」(氏名、住所、電話番号など)と、「動物情報」(名前、生年月日、性別、動物種、犬・ねこの種類と毛色)調べる事が出来ます。

埋め込む方法は?
インジェクター
体内に埋め込むと聞くと、「大がかりな手術が必要になるのでは・・・」とお考えの方も多いと思いますがそんなことはありません。
埋め込む場所は、首のすぐ後ろ、肩甲骨のあたりの皮膚と筋肉の間に、注射針より少し太い針(インジェクター)で埋め込みます。
痛みも、注射針と同じくらいと言われているので、無麻酔で、短時間で行う事が出来ます。
避妊手術や去勢手術、歯石除去などの全身麻酔を行う時に一緒に埋め込むこともできます。
一度埋め込んでしまうと、半永久的に使う事が出来ます。

副作用はあるの?
世界各地で使われていますが、動物への副作用についてはほとんど報告がありません。
また、埋め込んだ場所からもほとんど動くことはないと言われています。
故障や、衝撃によって体内で破損したという報告もありません。

 

どんなメリットがあるの?
なにより、最初にお話ししたように、体内に埋め込むので失くしてしまうことは絶対にありません。
また、登録している情報を勝手に書き換えられることもありません。なので、動物の身元証明を確実にする事が出来ます。
最近では、あまり耳にしませんが、少し前では、動物の窃盗がニュースになっていました。
このような時でも、簡単には取り外すことが出来ないので、我が家の子だと証明することが出来ます。
また、災害で離ればなれになった時や、迷子になり保健所に保護されたなどの時にも、マイクロチップの情報を読み取ることで手元に帰ってくる可能性が高くなります。

デメリットはあるの?
マイクロチップの情報を読み取るマイクロチップリーダーがないと、まったく意味がありません。
しかし、現在は、全国の保健所・動物保護センターにはマイクロチップリーダーは配備されています。
動物病院でも置いているところもあります。もちろん、当院にもございます。
なので、マイクロチップを読み取ることが出来る場所が増えてきているので、こちらはあまりデメリットになりません。
他にはお金がかかります。
埋め込む費用(当院では、5152円登録料込)登録費用(1000円)が必要になるため、迷子札に比べると、お金がかかってしまいますが、
その分、絶対になくさない、身元証明が確実に出来るメリットを得ることが出来ます。

「動物の体にマイクロチップ埋めるのは嫌だ。」とお考えの方もいらっしゃるとは思います。
何より、迷子にならない様にすることが、一番重要ですが、災害や、突発的な事故で、迷子になってしまった時の保険としても、一度お考えいただければと思います。

 

動物看護師 木村友亮

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