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年齢を重ねると病気も多くなってきます。
近年のペット高齢化にともなって増加している病気の一つが腫瘍だと思います。
腫瘍は身体のどこにでもできます。良性のイボのようなものから、悪性度がとても高く、診断後数週間で
亡くなってしまう場合もあります。
人は自分で異常を訴えることができますが、動物たちは自分の身体にできものができても気づくことも
なければ、訴えることもしません。しかし、ご存じのように腫瘍との戦いは早く見つかれば見つかるほど、
良い結果につながることがあるため、常日頃よりご自分のワンちゃん、猫ちゃんとのスキンシップを大事に
してあげて下さい。また、お腹の中や胸の中のできものは、触っていても分からないことが多いので、
5~6歳の中年齢以降は定期的な健康診断を受けさせてあげるようにしていただけると良いと思います。
万が一、不幸にも腫瘍が見つかった場合、まず行うことは「診断」をつけることです。これは、その腫瘍に
対してどのような治療が有効なのか、また寿命はどうなのか等を知るためです。
当院では、様々な手法を用いて確実な診断の元、最新の知見に基づきリンパ肉腫、肥満細胞腫、骨肉腫や
血管肉腫等さまざまな悪性腫瘍に対して、外科手術、抗ガン剤(化学)療法、免疫療法等をおこなって
います。また、必要な場合には放射線治療設備の整った病院への紹介等で、完全に治療できる腫瘍に
対しては完治を目指し、残念ながら完治が見込めない場合は、人間のように副作用で苦しくても少しでも
長生きすることを目指すというよりは、その子が楽に過ごせる時間を可能な限り長く過ごすことができる
ことを目指し、努力しています。
また、現在腫瘍の治療を受けられているけれども、治療方針に対して不安をお持ちの方もセカンドオピニオン
(他の獣医師からの意見)として遠慮なくご相談下さい。
診断、治療に対しては十分なインフォームドコンセントの元に進めて参りますので、診察を受けられる場合は
余裕をもってお越し下さい。

