
私たち人間と同様、動物たちも自分の行きたいところへ、自分の手足を自由に使って動いていけるということは
とても大切な事です。犬が広場を活発に走り回り、猫がおもちゃにじゃれて部屋を飛び回るといった当たり前のような
光景も、健康な骨や筋肉が意志通りに動いているからです。
交通事故や、高所からの落下、その他様々な原因で動物たちも怪我をします。擦りむいたくらいの軽い怪我なら安心ですが、なかには骨折や脱臼、靱帯の断裂といった大きな怪我を受けてしまう場合もあります。また、犬や猫の種類によっては怪我をしなくても、成長とともに骨の変形や、脱臼によって関節炎が進行してしまう可能性がある場合があります。代表的なものとして、大型犬では、股関節が脱臼しやすい形成不全症・肘や肩関節の異常、成長期におこる汎骨炎といわれる病気。小型犬では、膝のお皿が外れてしまう膝蓋骨脱臼・股関節の大腿骨頭壊死と呼ばれる病気。など他にも様々な病気が知られています。
動物は話すことができません、歩くのが辛くても痛い場所を訴えることがでないので、我々獣医師による歩行検査や、痛くない方の足も含めた徹底した触診、正確なレントゲン検査等が診断をつける上で非常に重要となります。
また、場合によってはリウマチなどの内科疾患の有無を調べるために血液検査も行った上で原因を調べます。整形疾患は手術が治療法となることが多いため、十分なインフォームドコンセントを心がけております。そのため、時間をかけて診察をさせていただきますので、受診する際には余裕をもって来院して頂くようお願いいたします。
脛骨骨折手術前 柵に脚を挟んで、 骨折してしまいました。 |
脛骨骨折治療後 骨折した骨を元の位置に戻し、医療用プレートを使用して固定しています。 |
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