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狂犬病やパルボウイルスなどの伝染病やフィラリア症などの病気の予防、食餌の品質の向上、そして飼い主さんの大きな愛情により、犬猫たちの寿命は徐々に長くなってきています。しかしそれと共に人と同じような高齢による様々な病気が増加しています。
皮膚病や痛みのある病気であれば見た目や行動の変化で異常に気づかれることもありますが、心臓の病気は初期の段階では外観だけで病気を見つけることは出来ません。さらに手術が出来る施設が少ないために外科治療をすることは難しいのが現状です。そのため病気の進行を少しでも遅らせることで症状の無い状態、つまり元気な状態を出来るだけ長くしてあげることが治療の目的となります。そのためには、元気な時に病気を見つけてあげることが大切です。
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当院では、まず聴診で血液の異常な流れによる心雑音や脈の不整などの有無を確認し、異常が疑われる場合には、レントゲン撮影、超音波検査、心電図検査などを実施し、病名や進行程度を診断します。
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例えば小型の高齢犬で最も多く見られる病気は、僧帽弁閉鎖不全症です。シーズー、マルチーズ、チワワ、ヨークシャテリア、ポメラニアンなどの小型犬に多く見られます。
犬の心臓は人と同じように、右心房・右心室・左心房・左心室の四つの「部屋」からなっています。僧帽弁とは、その中で左心房と左心室の間に存在する弁のことをいい、血液が逆流しないようにする重要な役割を果たしています。この弁の一部または全部がうまく機能しなくなることにより、心臓の中で血液が逆流してしまいます。始めは無症状ですが次第に病気が進行し次のような様々な症状が現れます。
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僧帽弁閉鎖不全症 (カラードプラ法) 左心室から左心房へ 血液が逆流している |
僧帽弁閉鎖不全症 (左心室短縮率) 左心室の収縮する大きさを測定 |
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また予防法が確立されているフィラリア症ですが、都市部では予防が徹底されているためか、めったに見られない病気になってきています。しかしここ泉州地域ではまだまだフィラリアに感染してしまう犬が後を絶ちません。「家の中で飼っているから」「蚊取り線香を焚いているから」「雑種は強いから」「予防薬をあげ忘れていた」などの理由で多くの犬がフィラリア症で苦しんでいます。
予防出来る病気にかかり苦しい思いをさせて寿命を縮めてしまわないように、かわいい愛犬と少しでも長く幸せな時間を過ごせるように、この辺りの地域では4月から12月頃まで月に1回予防薬をあげて確実に予防してあげてください。
急性フィラリア症 右室系にフィラリアの虫体が 確認出来る |

