せんなん通信

ワンちゃんの歯磨きについて

2017.12.11

昔と比べて最近は、人と同じようにワンちゃんも歯磨きをする習慣がつき、ご家族の皆様の歯科予防に対する意識が高くなってきました。

歯みがきをしないと、歯垢がたまりそれを放っておくと歯石というバイキンの塊になります。その歯垢や歯石が歯周病の原因となります。歯みがきをしていないワンちゃんの2歳~4歳の8割が歯周病と言われています。見た目は綺麗でも歯と歯茎の間の汚れは見えないため歯周病が進行している可能性があります。

また、歯石がついていると口臭(キャベツや魚が腐った臭い)の原因や歯茎に膿が溜まり、

ひどい場合は頬の肉や顎の骨を溶かすこともあります

歯茎の血管からバイキンが入ると心臓や肝臓などの臓器に悪影響を及ぼし命にかかわることもあります。そして、一度ついてしまった歯石は歯磨きで取ることはできないため全身麻酔をかけて超音波の機械で歯石を取り除かなくてはいけません。

つまり、なるべく全身麻酔をかけなくて済むように歯磨きをして歯周病を予防することが大切になります。

歯磨きを好きにさせるためには、まずは日頃からしっかりワンちゃんと

コミュニケーションをとり信頼関係を築きましょう。

また、「この子はもう高齢だから歯磨きはできない」と諦めていませんか?

仔犬の時期からやり始めるのがベストですが、高齢のワンちゃんでも歯磨き練習の順序を守り焦らずゆっくり練習をしていくことで歯磨きができるようになります。

当院では

・歯磨きのやり方がわからない

・歯磨きをしているが嫌がってなかなか上手にできない

・続かずやめてしまった

・きちんと磨けているか心配

・これから歯磨きをやりたい

という方のために【歯磨きフォロー】という時間を作りました。

歯磨きフォローは歯磨き教室とは違い、個別でワンちゃんのペースに合わせたプランを考え、ご家族様と一緒にお話しをしながら歯磨き練習を進めていきます。

そして月1回の獣医師による歯科検診(別途費用かかります)でこまめに歯周病チェックも行っていきます。歯磨きができるように私達と一緒に頑張ってみませんか?

歯磨き習慣をつけて健康な歯を維持できるようにしましょう!

 

看護師 林

 

わんちゃん・ねこちゃんのデンタルケア ~まずは第1歩を踏み出しましょう!~

2017.02.15

「犬・猫も歯磨きは必要でしょうか」との質問を飼い主様から受けることがあります。

私たち人間は毎日当たり前のように歯を磨きますが、わんちゃん・ねこちゃんも同じように歯磨きが必要です。

 

その前にみなさん、お家のわんちゃん・ねこちゃんの口の中をじっくり見たことがありますか?普段、元気で過ごしてくれている場合、じっくり口の中を見る機会は少ないと思います。しかし、症状がなくても口のなかではゆっくりと静かに病気が進行している可能性があります。まずは、口の中を見てみましょう!それがデンタルケアの第1歩となります。

そして、見るといっても歯の汚れ具合だけを見るのではなくて、以下のことも注意して見もらうと病気の早期発見につながります。

 

・口の中が臭い

臭いの原因は細菌によるものです。細菌の存在は歯周病の進行につながります。

・歯肉が赤い、腫れている

歯周病になっている可能性があります。

歯肉炎

歯周病のわんちゃん

・咬み合わせが悪い

乳歯が残ったままなどの原因により、永久歯がおかしな場所に生えてしまうことがあり

ます。そのままにしておくと、歯肉を傷つけてしまうなどの可能性があります。

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乳歯が残って永久歯の邪魔をしている。

・歯が折れている

そのままにしておくと、折れた部分から細菌が感染し、歯を腐らせてしまう可能性があ

ります。

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赤い〇印の歯が折れています。

・口の中にできものがある

歯周病が原因の時もありますが、腫瘍などが原因の場合もあります。

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口の中に出来た腫瘍

もし1つでも当てはまる場合、病気が隠れている可能性があります。一度病院で診察を受けてみましょう。また、お家では口の中を見せてくれないわんちゃん・ねこちゃんもいるかと思いますが、病院でなら見せてくれるかもしれません。その場合も診察を受けることをおすすめします。

獣医師 松本

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