せんなん通信

犬猫のロコモティブシンドローム(運動器症候群)

2020.07.01

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは?

骨・関節・筋肉などの運動器に何らかの障害があり、立つ、歩くなどの機能が低下している状態のことを言います。人では以下の疾患や症状がロコモの原因とされています。

運動器障害
 •変形性関節症
 •椎間板ヘルニア
 •骨折、骨粗しょう症
 •関節リウマチ
 •脊椎症
加齢による運動機能不全
 •筋力低下
 •持久力低下
 •バランス機能低下

骨や筋肉などの運動器は、運動や普段の生活で体を動かして負荷をかけることで維持されます。ロコモが進行すると、躓いたり骨折などしやすくなって寝たきりになる可能性があり、健康寿命(普通に日常生活を送れる年齢)を短縮させてしまいます。

犬猫のロコモ

犬猫でも同様に考え、健康寿命を延ばすための予防・対策が大事になります。
シニアのわんちゃん、ねこちゃんはほとんど(特に猫では12歳以上の90%)が関節炎などの疾患があり、慢性痛があるといわれています。
しかし、ロコモになっていても自分で足が痛い、関節が動かしにくいとは言いません。健康寿命の短縮だけでなく、痛いままずっと生活しなければいけません。ご家族で痛みのサインを見つけてあげましょう。

痛みチェックに当てはまっていませんか?

痛みチェック表に一つでも当てはまれば慢性痛がある可能性があります。
動物病院で相談してみましょう。

ロコモといわれたら

 ・原因を治療 →加齢による場合は治療ができないことも…
 ・痛み止めやサプリメントで痛みの管理をしましょう。
 ・サプリメントやフードで関節の保護や太らないようにしましょう。

痛みをケアして適度な運動と太り過ぎないようにすることが、ロコモの対策となり、健康寿命の延長につながります!
いつまでも元気でいつも通りの生活ができるようケアしてあげましょう!

獣医師 沖田

ネコの歯磨きについて

2020.03.28

今回はネコちゃんの歯磨きについてお話しさせていただきます。

ネコの歯磨きの大切さ

皆さんのお家のネコちゃんは歯磨きをしていますか?
ご家族の中には「ネコに歯磨きなんて必要ない」や「ネコって歯磨きさせてくれるの?」と思われてる方もたくさんいるのではないでしょうか
最近では2歳以上のネコちゃんの約70%が歯周病と言われるほど口腔内の問題を抱えてる子が増えてきています。
ネコちゃんのお口の中のトラブルの一つに歯肉口内炎というものがあり、歯肉口内炎になると痛みで食欲が落ちてしまう子もいます。
歯周病を防ぐには歯ブラシでのケアが一番大事です。
そして歯肉口内炎に関しては色々な原因があるので歯磨きだけでは防ぐことはできませんが、歯磨きの習慣をつけることでお口の中の異変に早く気付いてあげることができます。

ネコの歯磨きって難しいの?

ネコちゃんはワンちゃんのようにマテやお座りなどを教えていない分、歯磨きに対してとても難しい印象があると思います。
ネコちゃんの歯磨きではその子の生活リズムをしっかり把握することが大事です。
遊んでる時は活発に動いてる時間帯なので遊びに専念していて、こちらに構ってくれなかったり、寝ている時やリラックスしている時など一人で休んでいる時間帯は誰にも邪魔されたくなかったりとONとOFFがはっきりしていると思います。
歯磨き練習のポイントとしては今お話ししたONとOFFの時間を避けることです。
例えばグルーミングをしている時や甘えに来た時、食べることが大好きな子はご飯前やご飯後などを狙って練習してみてください。
練習の仕方も色々な方法があるので、ネコちゃんの歯磨きを始めてみたい方や、やっているけどうまくいかなくてお困りの方はいつでもご相談ください。
当院ではネコちゃんの歯磨き指導も行っております。

あんこちゃんの練習のお話

実際に指導に来てくれている5歳の日本猫あんこちゃんのお話です。
最初は歯ブラシや歯磨きシートを見せるだけで怖がって逃げていたのですが、
お気に入りの場所でお母さんと楽しみながら歯ブラシに慣れる練習をし、歯ブラシで顔周りのブラッシングをし、歯ブラシを歯に当てる練習をし、少しずつ頑張りました。
その間1か月半に1回の指導に来てもらいながら約5カ月経った今では歯ブラシで歯を磨かせてくれるまでに成長しました。

怖がりで恥ずかしがり屋のあんこちゃんです。

うちの子はもう高齢だし、歯磨きなんてやったことないからいいやと諦めていませんか?
今からでも全然遅くはありません!
もちろん子猫の時期から始めることがベストですが、年をとっても、怖がりさんでもその子のペースに合わせてゆっくりと練習することが出来ます。
歯磨きについて気になる方は是非当院にご相談ください

看護師 山城裕介

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