せんなん通信

グリーフケアセミナー

2015.02.13

先日、院内のスタッフ向けに「グリーフケアセミナー」というものを、講師の阿部美奈子先生をお招きし、開催しました。
阿部先生は月の半分をマレーシアで生活、月の半分を日本でお仕事という、
遠距離通勤をされているタフで明るい獣医さんでした
そしてこのセミナーは全5~6回の講義があり、その1回目となりました。
皆さんはグリーフケアという言葉を聞かれたことはありますか?
グリーフとは「悲嘆」という意味で、
私は知らなかったのですが、人間の医療では有名な言葉だそうで、
大切な人を失った時の悲しみのケアを、人間の医療では指します。
ですが、
阿部先生が提唱しているのは、ペットロスのケアではなく、
年をとってきた、重たい病気になってしまった、お別れが近づいている。
かわいくて大切なその子を失うかもしれない。恐怖や悲しみ。
どんな治療がその子にとって適切なのかわからない。不安、迷い、混乱。
そういった時に発生する、ごく自然な感情をグリーフと呼び、
そんなグリーフを飼い主さん一人で抱え込むことで、余計に気分は落ち込み、笑顔も消えてしまいます。
そして、ずっと一緒に暮らしてきたその子は、飼い主さんの気持ちを読むことなんてお手の物です。
飼い主さんがずっと落ち込んでいる、悲しんでいる、そう思うと、
その子もグリーフ、寂しさや不安、そんな気持ちになってしまうのです。
最期まで、飼い主さんとその子が安心で安全で穏やかに過ごせる
その子の人生の最終章を作っていける様にケアをすることができるスタッフを育成していく。
長くなってしまいましたが、グリーフケアセミナーとは、そのことを言います。
1回目は総論ということで、2時間半、お話を聞かせて頂きました。
私自身、愛犬を失ったことで、後悔や自責の念に囚われてしまい、
苦しい時期を過ごしていたこともあるので、涙が止まりませんでした。
そして阿部先生の「ペットロスには皆なるんです。なっていいんです。」という言葉に少し救われました。
その子の人生の最終章が、いかに安心・安全で穏やかであったか。
それによって、ペットロスの心の悲痛を耐える力が増し、
その子に出会えたことの幸せ感が再び大きくなり、
悲しくとも、その子の存在が救いや癒しとなり、少しずつ心が癒されていくのだそうです。
私は愛犬の人生の最終章を穏やかに過ごすことができませんでしたが、
今後、このセミナーを全て受けて、実りあるものにしたいと思います。
・・・ちなみに、今後の各論では、号泣者続出で有名なセミナーだそうです・・・
総論で号泣しているのに、耐えれるかな・・・。頑張ります。
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事務 山田

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