せんなん通信

院内セミナー

2015.02.07

先日、日本小動物がんセンターの中野優子先生をお招きし、腫瘍のセミナーを実施してもらいました。
今回は、犬の骨肉腫と軟部組織肉腫、猫の注射部位肉腫という腫瘍について勉強しました。
 骨肉腫とは骨にできる腫瘍で最も多い腫瘍であり、大型犬に多く、強い痛みを伴うので歩く際にびっこをひくようになります。びっこをひいている場合に最初に考えがちなのが骨折や関節炎ですが、骨肉腫のように腫瘍の場合もありますので、足を痛がって歩きづらそうであれば早めの受診をおすすめします。
 犬の軟部組織肉腫、猫の注射部位肉腫とは皮膚あるいは皮下にできる悪性腫瘍です。皮膚や皮下にできる腫瘍は、針をさすことである程度良性腫瘍か悪性腫瘍かの判別ができますが、軟部組織肉腫・注射部位肉腫に関しては針をさすだけでは診断が難しく、組織を一部採って診断する必要があり、最終的には手術で取り除く必要があります。皮膚や皮下にできる腫瘍は飼い主様も気づきやすいですが、症状を示さないことが多く、ある程度大きくなってから来院される方が多いように思います。良性腫瘍であれば大きくなっても問題となることはほとんどありませんが、悪性腫瘍であれば大きくなるほど手術が難しくなってしまいます。そのため、症状がない場合でもできものを見つけた場合は獣医師にご相談していただければと思います。

獣医師 伊藤

PAGE TOP ↑